箱入り女子大生
|
ジャンル |
/ |
- |
収録時間 |
/ |
分 |
価格 |
/ |
200円 |
|
内容説明
SNSで知り合ったその男性は、東京都心に居を構え、決して堅気とはいえない、所謂夜の店の経営者だった。 それ故か、彼が聞き上手だった事もあり、有佳梨が心を打ち明けるのに、それほど長い時間は掛からなかった。 「色々な経験をしていないと人を導けないのではないか?」 教師になりたいという将来の夢と、箱入りの有佳梨が抱える不安。 そんな有佳梨に、彼は色々な話をしてくれた。 彼の学生時代がどんな生徒だったか、どんな教師がいて、それをどう思ったか。 そして、どれだけ頑張ったとしても、全ての経験を得る事はできない。 大切なのは、その人を理解しようという気持ちなのではないか…と。 君にそれがあるならいいんじゃないか…と。 有佳梨は嬉しかった。 何度かのやりとりを経て、その嬉しい気持ちはすぐに大きくなり、 やがて「この人を頼りたい」と思ったのだ。 某日、上京してきた有佳梨を、彼は優しく迎えてくれた。